佐久間大介が、生放送中の地震速報という緊迫した場面で、さりげなく手話で視聴者にメッセージを伝えていました。誰よりも早く、そして優しい手の動きで・・・。
佐久間大介とは、人気アイドルグループSnow Manのメンバーの1人です。
生放送中に地震速報が流れた瞬間に、ワイプの中でさりげなく手話で伝えられたメッセージ。
『大丈夫』 『落ち着いて』という手話。
その一瞬の振る舞いは、SNSを通じて多くの人々の称賛のコメントで埋まりましたが、それは決して偶然やパフォーマンスではありませんでした。
佐久間大介がなぜ手話を学び、なぜあれほど自然に言葉を紡ぐことができたのか?
そこには、一冊の少女漫画との出会いから始まった、純粋すぎるほどの好奇心と誠実な努力の積み重ねがありました。
正直に言うと、私は最初この話を聞いたとき「いい話だな」で終わらせようとしていました。
でも調べれば調べるほど、これって単なる「いいエピソード」じゃないと気づいてしまったのです。
佐久間大介という人間の全てが、あの一瞬の行動に詰まっていたのです。
この記事では、手話という入り口から見えてくる、佐久間大介という人間の真摯な生き方に迫りたいと思います。
エンタメとして読んでいただけると嬉しいです。
アイキャッチ画像はdaisuke.sakuma_sn_officialより引用しています。
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佐久間大介・手話のきっかけは?
佐久間大介が手話に興味を持ったのは、少女漫画『ゆびさきと恋々』を読んだことがきっかけだったそうです。
内容は、耳の聞こえない女の子と、世界を旅する先輩が、手話を通して心を通わせていくラブストーリー。
佐久間大介本人は「単行本1巻が出た時に出会って大好きになった」と自身の公式Xに書き残していて、Snow Manのデビューが2020年1月だったことを考えると、デビュー直前の時期にこの作品に出会っていたことになりますね。
2023年に『みんなの手話』のナビゲーターに就任した際には、「手話が出てくる少女漫画を読んだことがきっかけで、手話に興味を持ち始めました。
耳の聞こえない女の子が主人公なのですが、その中で描かれていた手話でのコミュニケーションにすごく興味がわいたんです」とテレビの場でも話したそうです。
このエピソードは、仕事の都合でもなく、事務所からの指示でもなく、純粋に「漫画を読んだから手話に興味を持った」というのが、個人的にはたまらなく好きなポイントです。
マンガの世界観を自分のこととして体現できるって素敵だと思います!
雑誌では、『ゆびさきと恋々』のキャラクター・心のなりきりカットに挑戦した際も、「去年のライブツアー中に髪の毛先だけカラーを入れたり、撮影で心くんっぽい髪型にしてみたりするほど意識していた」と語ったそうです。
佐久間大介のこの作品への愛情は本物だと思います。
作品を知っているだけにとどまらない本当にファンだ!という熱量が伝わってきます!
佐久間大介「NHKみんなの手話」のバトンを引き継ぐ
佐久間大介は2023年4月から、NHK Eテレ『みんなの手話』のナビゲーターに就任しました。
それまで9年間番組のナビゲーターを担ってきたのは、V6の三宅健。そのバトンを引き継ぐというのは、相当なプレッシャーだったと思います。
漫画を読んで手話に興味を持っただけでは務まらないポジションですよね。
佐久間大介はオファーを聞いたとき「NHKさんの番組でピンク髪でいいのか」と心配したというが、番組スタッフに「番組のマスコット・シュドラとおそろいなので逆にいいんです」と言われ、心が軽くなったと振り返っている。
こういうエピソードひとつにも、佐久間大介のキャラクターが出ています。
不安を隠さない正直さ。そんな素直なところも佐久間大介の魅力の1つだと思います。
先輩の三宅から「俺、9年やったから、おまえも頑張れよ!」と背中を押された佐久間大介は、かつて舞台で共演した際に三宅から聞いた言葉を今も大切にしているそうです。
「すごいとか、えらいと言われるために勉強しているんじゃない。純粋に手話で話がしたい、友達になりたいから続けている」
佐久間大介はそれを聞いたとき「同じ気持ちだな」と感じたそうです。
「えらいと言われるために学ぶんじゃない」という姿勢こそが、佐久間大介の手話に取り組む姿勢を本物にしている理由だと思う。
また、『みんなの手話』への出演をきっかけに、手話通訳士の親を持つファンが「Snow Manの配信を見て、佐久間くんって歌上手いんだね、一生懸命歌う姿素敵だね、気持ちがすごく伝わるねって母が言ってます」とSNSに書いたケースもあった。
手話という共通言語が、普段アイドルを見ない層にまで佐久間大介の誠実さを届けた、という点でもこの経験は意義深かったと思う。
自分は手話が出来なくて、取っつきにくいもの、馴染みがないものと避けていることが多かったけれど、手話に対するハードルが下がった感じがします。
佐久間大介が地震速報でとっさに手話、あの瞬間の意味
佐久間大介が出演しているTBS系の朝番組「ラヴィット!」の放送中に地震速報が流れた。
5月5日三陸沖で最大震度3が発生。
地震の情報がテロップで流れる中、ワイプに映っていた佐久間大介はとっさに手話で「大丈夫」「落ち着いて」と伝えた。
これが番組の演出や事前の打ち合わせだったら、ここまで話題にならなかったと思う。
地震速報がテレビに映った瞬間、反射的に手が動いた。
そこに映っている佐久間大介は、「手話を使える人」ではなく、「手話が身についている人」の姿だった。
「手話もできて、しかもさりげなくテレビでやってるの見て沼りそう」
「咄嗟に出来るって凄いことだと思う」
「人として尊敬する」
SNSには称賛が相次いだ。
さらに、日常的に手話を使っている人からも「上手すぎる。一生懸命に勉強してるんだなぁ」と驚きの声があがったほどの精度だった。
実はこれが初めてではない。
前年の「27時間テレビ」放送中に地震速報が流れた際も、佐久間は同じように手話で対応していた。ファンの間では「番組関係なく、手話が好きって言ってたから今でもたくさん使って色々伝えてくれてるよね」と語られており、「偶然ではなく、そういう人だから自然にできる」という見方が定着している。
ファンの人にも、多くの一般の人にも手話を使って会話が出来ると認知されているところも佐久間大介の魅力の1つですね。
佐久間大介は下積み15年
佐久間大介を語るなら、今の輝きだけを見てはいけないと思う。
2005年にジャニーズ事務所(当時)に入所後、ジャニーズJr.(当時)として長年活動を続け、2020年1月にSnow ManとしてCDデビューを果たした。デビューまで実に15年かかったそうです。
その間に何度「このままでいいのか」と思ったかは、本人にしかわからない。
ダンスが好きだったからこそ先輩のバックにつけてもらえることが楽しくて続けられた、と本人は話しているが、最初から順風満帆だったわけではない。
入所当初は人見知りで前に出られず、周囲に埋もれていく危機感を感じていたそうです。
そんな中でSnow Manが結成されたころ、滝沢秀明から「佐久間は岩本(照)や深澤の後ろにパッと隠れたりすることが多い。このグループのサブリーダーくらいの位置にいてほしい」と告げられたことが転機となる。
佐久間はグループのために、文字通り「性格を変えた」。
同じメンバーの渡辺翔太は後にこう語っている。
『いちばんほめるべきは、グループのために性格すら変えた努力だと思う。今とは真逆、マジで陰キャで物静かだったからね。人ってそこまで変われる?ってレベルの変化。変わろうと思えば、人はいつだって誰だって変われるってことを体現したのが佐久間だと思う』
佐久間大介も『大切な人を守るとか、メンバーのためだったら動けるんですよ。ダンスと同じ。好きなもののためなら、俺はどこまでも頑張れる。だからネガティブなままじゃダメだ。グループのためにも、自分のためにも変わろうって思ったんですよね』と当時を振り返っている。
佐久間大介が松本潤に怒鳴られた話
下積み時代のエピソードで、ファンの間で特に語り継がれているものがある。
嵐のバックダンサーとしてレッスンをしていた佐久間大介は、松本潤がチェックに入ると「松本潤オーディション」が始まると語っている。
振付を間違えるとその曲ではステージに出られない・・・。
Jr.の中ではそう言われていたほどの緊張感だった。
そんな中、ある日松本潤が遠くから佐久間大介のダンスを見ていた。
目の色を変えて「おい佐久間!」と怒鳴り声が飛んできた。ヤバいと思ってそばに駆け寄ると、松本は「お前のダンス、めちゃめちゃいいよ」と言ったという。
怒鳴り声の正体が称賛だった、という話。
センターに立っていたわけでもなく、大勢の中の一人として踊っていたJr.の佐久間大介が、ジャニーズ(当時)でも屈指の演出家の目に留まった瞬間だった。
そのエピソードは今も佐久間大介の中で鮮明に残っているようで、インスタライブに偶然松本潤が現れた際も、このJr.時代の思い出を自ら語っている。
厳しいレッスンの裏側では、さまざまなエピソードがありますね。
成長する過程において、さまざまな壁を乗り越え、切磋琢磨し、同じ時間を共有し、お互いを認め合っているからこそ画面から仲の良さが伝わります!
佐久間大介は30歳で人生初の逆上がりを経験
佐久間大介を見ていると、ひとつ不思議なことに気づく。
あれだけのアクロバットができるのに、球技はまったくダメだというのだ。
佐久間大介いわく「たまたまアクロバットとダンスができるだけ」。
2023年5月、「ラヴィット!」の生放送で「実は逆上がりができない」と告白し、元体操日本代表の池谷幸雄を師匠に迎えて挑戦する企画が行われた。タオルを使った補助で成功し、最終的にはタオルなしでも逆上がりをやってのけた。放送後、Twitterでは「逆上がり」が長時間トレンド1位になるほどの反響だった。
ラジオ番組ではこの経験についてこう語っている。
「30になってから初めて逆上がりできるようになったってのもいいよね。いまだに逆上がりができないんだ!悔しいんだ!っていう小学生中学生高校生の人もいるかもしれないから、ちょっとでもそういう人の糧になってくれたらいいなと思う」
できることは全力でやるし、できないことは隠さず笑いに変える。
佐久間大介はそういう人だから、ファンは安心して応援できるのだと思う。
佐久間大介が映画『マッチング』に出演
佐久間大介は2024年2月公開の映画『マッチング』で、初の映画単独出演を果たした。
演じたのは『狂気のストーカー永山吐夢』。Snow Manでの明るいキャラクターとは正反対の、静かで不気味な役だ。
監督の内田英治は佐久間大介の演技についてこう語っている。
「グループではかわいいイメージながら、実は凄みのある目つきもできる人。陰と陽が反転した時に更にこのキャラクターは強くなると確信してオファーした」。
現場でその姿を見たスタッフ一同が震えたというから、作品に対する準備の質が伝わってくる。
プロデューサーも「バラエティやコンサートで太陽のように誰の心も明るく照らす佐久間大介さんのご活躍が目に留まり、そのプロフェッショナルなお仕事ぶりに徹底した準備を重ねているように感じた」とコメントしている。
佐久間大介はこの仕事を通じて「やりたいことは常に誰にでも言うことが大事」と語っており、Snow Manのメンバーたちも夢や目標を口にし続けることを大切にしてきたと明かしている。
「かわいいだけじゃない」というのは、手話も、このストーカー役も共通している部分は、本気で取り組み、結果を出して証明したことだった。
佐久間大介の人生哲学とスヌーピーの名言
佐久間大介の座右の銘は「継続は力なり」。
そしてもう一つ、ずっと大切にしてきた言葉がある。スヌーピーの名言だ。
「僕のことを好きじゃない誰かのことでくよくよする時間はないんだ。僕は、僕を大好きでいてくれる人を大好きでいるのに忙しすぎるから」
2025年10月の発表会の場でもこの言葉を引用し、「今の世の中は気にしなくていいものを気にしがち。大好きな人に目を向ける方が自分にとっても幸せだし、大好きな人も幸せ」と熱弁した。
川口春奈が「すごい、こんなことを言ってるんだね」と驚き、同席したブランドプロデューサーも「……深い」と唸ったというエピソードがある。
明るい人間が、実はとても深いところで自分と向き合っている。そのギャップが、佐久間大介という人の核心に近い気がする。
佐久間大介はオタクだから、ファンの気持ちがわかる
佐久間大介がアニメやゲームのオタクであることは広く知られている。でもそれって、単なる「親しみやすいキャラ」じゃない。
Snow Manのツアーグッズを担当しており、佐久間大介自身がオタクであるからこそファンから求められているものへの理解が高いと評価されている。
アイドルがグッズ制作に関わること自体が珍しいのに、それを任されているのは「佐久間大介ならファンの気持ちがわかる」という信頼があるからだろう。
オタクとしての経験が、アイドルとしての仕事に直接生きているという構造が面白い。
また、幼少期は「その日の靴下の履き心地が違うだけでも気分が沈むぐらいネガティブな子どもだった」と話しており、小中高を「暗黒期だった」と振り返っている。
今の明るいキャラクターは、生まれつきのものではなく、積み重ねの末に自分で選び取ったものだ。
画面から伝わる明るい部分しか見えていないけれど、自分の本気と覚悟がそういう行動を取らせるのだと思う。
佐久間大介は佐久間大介だ!カメラが回っていないところでも同じ
ファンの間でよく言われることがある。「佐久間くんは、カメラがないところでも同じ人だ」と。
挨拶や返事が本当に丁寧で、相手の目を見てきちんと頭を下げる。スタッフが思わず話しかけてしまうような雰囲気があり、収録映像の中でもスタッフとの自然なやりとりがよく映り込むという。
これはとても大事なことで、見られているかどうかで振る舞いが変わる人と、変わらない人がいる。アイドルとして毎日カメラの前に立ちながら、それでも変わらない佐久間大介の「地続き感」が、ファンを安心させているのだと思う。
親しみやすさだったり、包み込んでくれそうだったり、やさしそうな印象が魅力的です!
佐久間大介という人を知る「入口」は手話だった
佐久間大介について最初は「地震速報で手話をした人」という話だった。
でもたどってみれば、そこには漫画との出会いがあり、純粋な好奇心があり、15年の下積みがあり、グループへの愛があった。
手話ひとつとっても、「えらいと思われたいから学ぶんじゃない」という姿勢が貫かれている。
好きだから学ぶ、伝えたいから動く。その一貫性が、佐久間大介という人の信頼感を作っている。
ファンが「人として好き」と言うとき、その「人として」の部分に詰まっているのが、きっとこういう積み重ねなのだろう。
地震のあの瞬間にとっさに手が動いたのは、佐久間大介はそういう人だからだと思う。
まとめ
佐久間大介という人を追いかけていると、あるひとつのことに気づく。
この人は、「見せたいから動く」んじゃなくて、「そうせずにはいられないから動く」人だ、ということ。
漫画を読んで手話を学んだのも、地震速報でとっさに手が動いたのも、松本潤に叱られた瞬間にダンスを褒められたのも、30歳でラヴィット!の生放送に逆上がりを持ち込んだのも・・・
どれも計算じゃない。
好きだから、伝えたいから、誰かのためになるかもしれないから、そう動いてしまう人なのだ。
アイドルとして「魅せる」技術は当然ある。ダンスもアクロバットも、Snow Manの中で群を抜いている。でもファンが「人として好き」と言い続ける理由は、たぶんそこじゃない。
スヌーピーの言葉を大切にしているという話が、妙に腑に落ちる。
「僕を大好きでいてくれる人を大好きでいるのに忙しすぎる」それは処世術じゃなく、佐久間大介という人間の構造そのものだ。嫌いな人のことを考えている暇なんてない、好きなものと好きな人のことで頭がいっぱいだから。
そういう人が30歳を越えて手話を学び、生放送でその手を動かした。それだけのことが、こんなにも多くの人の心に届いた。
手話は入口だった。でも入口の先に広がっていたのは、15年かけて自分を作り直してきた、一人の人間の誠実な人生の軌跡だった。
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人物プロフィール |
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|---|---|
| 名前 | 佐久間大介(さくまだいすけ) |
| 生年月日 | 1992年11月3日 |
| 出身 | 東京都 |
| 所属グループ | Snow Man |
| 入所 | 2005年(下積み約15年) |
| CDデビュー | 2020年1月 |
| 主な活動 | ダンス・アクロバット、バラエティ(ラヴィット!)、NHK手話番組ナビゲーター、映画出演、グッズ企画担当 |
| 座右の銘 | 「継続は力なり」 |
| 大切にしている言葉 | スヌーピーの名言「僕を大好きでいてくれる人を大好きでいるのに忙しすぎる」 |

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